塗装を行う時はコーキングの打ち替えも忘れずに
2022年3月15日更新
みなさんはコーキング工事をご存じですか?
外壁や屋根塗装を行うときは、ぜひ一緒に行っていただきたいコーキング工事。
コーキングが劣化していると建物の防水性が低下し、雨漏りを引き起こす原因になってしまいます。
建物を維持していくためにコーキングのメンテナンスも重要ですから、これから塗装工事をお考えの方はコーキング工事についてよく知っていただき、塗装と一緒にメンテナンスをご検討ください。
【コーキングのメンテナンスの必要性】
コーキングは建物の防水と外壁材同士の干渉を防ぐ役割があります。
建物は完全に隙間なく組まれているかというとそうではなく、わずかではありますが接合しているところや取り合い部などは隙間が生じています。
「そんな目で見えないような隙間なら問題ないのでは?」
と思われるかもしれませんが、水はほんの少しの隙間からでも入ってきますし、毛細管現象のような水を吸い上げてきてしまうケースもあります。
屋内に水が入ってきてしまったら建物の構造体が濡れてしまい大変です。
できるだけ水が入ってこないように隙間は塞いでおきたいですから、その隙間埋めに使うのがコーキングです。
コーキングが劣化していると水が屋内に流れ込んできてしまうため、定期的にコーキングをメンテナンスして防水性を保っておくことが大切です。
【コーキングの打たれているところ】
コーキングが打たれているところは以下の場所があります。
・窓や玄関などの開口部
・ベランダや笠木、手すり
・サイディングやALCなどの外壁目地
・配管などの引き込み部
・縦樋金具
・棟板金や雨押さえなどの屋根の板金
・外壁との取り合い部
など
実は、コーキングが使われているのは屋外だけではありません。
コーキングは屋内にも使われていて主に水回りで使われています。
【屋内でコーキングが使われている場所】
・お風呂(バスタブや壁の接合部など隙間ができるところ)
・洗面所(洗面台と壁が接するところの隙間など)
・キッチン(キッチンカウンターと壁が接するところなど)
屋内だと風雨にさらされていないため、そこまで劣化が進行することはありませんが、屋外のコーキングは太陽の紫外線などで経年劣化してきます。
それでは次にコーキンの劣化症状と古くなった状態のまま放置してしまうリスクについてお伝えしていきます。
【コーキングの劣化症状とそのままにしておくリスク】
コーキングは太陽の紫外線や風雨などにより経年劣化してきます。
コーキングは5〜10年ほどが耐用年数のため、そこまで寿命が長くはありません。
また、日がよく当たる東向きや南向きはコーキングの劣化が他のところよりも早くなる傾向にあるため、まだ耐用年数に達していないから大丈夫と思うのは注意が必要です。
コーキングが劣化してくると以下の症状が出てきますので、このような劣化症状が見られたらメンテナンスをご検討ください。
【コーキングの劣化症状】
・ひび割れ
・破断
・隙間が生じる
・硬化
・浮き
・剥がれ
サイディングの目地のように外壁を見れば劣化具合がわかる場合はいいですが、モルタル外壁だとそもそもコーキングが打たれているところが全面に出ていないため、劣化していても気が付かないかもしれません。
コーキングが古くなっていると水の侵入口ができてしまっている可能性がありますから、普段から状態を確認しておくことが大切です。
コーキングを劣化したままにしておくと、水が壁内に入って雨漏りを引き起こす恐れがあります。
雨漏りは建物の状態を著しく低下させ、修理するにしても工事費用が高額になり、工期も長くなる傾向にあります。
雨漏りを引き起こすと構造体の腐食やシロアリを寄せ付ける原因となります。
コーキングが劣化すると雨漏りだけでなく、二次被害も考えられるため、できるだけ雨漏りを引き起こさないように定期的に新しくしておきましょう。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」もご参考にしてください。
【打ち替えと増し打ちの違い】
コーキングの施工方法は「打ち替え」と「増し打ち」があります。
以下に各方法についてご説明いたします。
【打ち替え】
打ち替えは古くなったコーキングを剥がして新しくコーキングを打つ方法です。
既存コーキングを除去するためコーキングを厚く充填できます。
【増し打ち】
元々のコーキングの上に新しくコーキングを打つ方法です。
既存コーキングを残しているため、充填するコーキングの厚みは薄くなり、打ち替えと比べると耐久性は落ちてしまいますが、施工する量が減るためコストは安くなります。
耐久性が落ちるのなら増し打ちよりも打ち替えの方がいいと思うかもしれませんが、どちらの工法が優れているかというよりも施工状況に合わせて適した工法を選んでいくことが大事です。
入り隅部(外壁の角が内角になるところ)は奥まっているためコーキングを除去しきれないことがあり、このような場合はある程度除去したらコーキングを打ちます。
また、開口部は水が入りやすいということから打ち替えではなく増し打ちにすることもあります。
無理にコーキングを剥がそうとすると隙間ができてしまったり、外壁を傷つけてしまったりしてかえって状態を悪くさせてしまう可能性があります。
打ち替えか増し打ちのどちらの工法で行うかは施工する場所に応じて柔軟に対応することが大切です。
施工箇所や方法は見積もりを確認したり、業者に説明をもらったりして自分でも把握しておきましょう。
見積もりについてはこちらの「外壁塗装の料金について」をご覧ください。
【外壁塗装と一緒にコーキングのメンテナンスもしましょう!】
ここまでコーキングのメンテナンスについてお伝えしてきました。
コーキングは建物の防水や外壁材の緩衝材としての役割を担っています。
当然、コーキングが劣化すると水の侵入や外壁材の損傷を起こすリスクが高くなります。
建物を長く維持していくためにもコーキングのメンテナンスは欠かせません。
劣化症状や耐用年数を迎えている場合は、コーキングのメンテナンスをご検討ください。
コーキングのメンテナンスは外壁や屋根塗装と作業がかぶります。
一緒に行っておくことでコストの節約になりますので、コーキングのメンテナンスを行う際は塗装工事もご一緒にお考えください。
コーキングについてはこちらの「塗装工事のシーリング(コーキング)の重要性とは」もご参考にしてください。
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