外壁塗装の塗料の仕組みと性能を解説

2022年1月31日更新

塗料というとどんなイメージがあるでしょうか。

身近なものだと絵の具がそうですが、外壁塗装に使う塗料と絵の具は配合されているものや仕組みが違います。

 

塗料というと様々あって、単に着色するものというイメージを持たれやすいですが、外壁に使う塗料は着色の他にも建物を保護する役割があります。

 

外壁塗装に使う塗料というものがどういう仕組みなのか知っておくと、なぜ定期的に塗装が必要になるか分かりますので、ぜひここでお伝えする外壁塗装の塗料の仕組みや性能についてを押さえておいてください。

 

【外壁塗装に使う塗料の構成】

外壁塗装の画像

 

外壁塗装に使う塗料の構成は「顔料、樹脂、添加剤、希釈材」になります。

以下に各成分の役割をまとめましたのでご覧ください。

 

【顔料】

顔料は塗料に色をつける成分です。

有機顔料や無機顔料があります。

透明のクリア塗料は顔料が入っていません。

 

【樹脂】

塗料の主成分で、アクリルやウレタン、シリコン、フッ素など樹脂に種類があります。

塗料のグレード分けは主に配合されている樹脂成分の違いで、樹脂によって耐用年数が違います。

塗料に配合される樹脂は、揮発することで塗膜を形成します。

 

【添加剤】

防カビ性や防錆性、防藻性など塗料に機能を持たせる役割があります。

均一な塗膜にし、塗料の品質を安定させる目的もあります。

 

【希釈材】

希釈前の塗料は粘度が高く塗装しにくいため、塗りやすくするために希釈剤を入れて塗料を薄めます。

希釈剤には油性と水性があり、油性は希釈剤にシンナーを、水性は水で希釈します。

 

【塗装はどうやって建物を守っている】

外壁塗装の画像

 

塗装は着色の他にも建物を保護する役割があり、塗装をすることで風雨から建物を守ってくれます。

なぜ塗装で建物を保護できるかというと、前述した塗料に含まれる樹脂成分が形成する塗膜があるからです。

 

この塗膜が素地に密着し、水の浸透を防ぎ、汚れをつきにくくしてくれます。

また、添加剤で防カビ性や防藻性などの機能を持たせ、カビや苔の発生を防いでいます。

 

建物に使う塗料は素地に浸透するというよりも、素地に密着する仕組みになっています。

このため素地に塗膜が密着してないとすぐに剥がれてしまうため、外壁塗装では塗装が定着するように下地処理や下塗りを念入りに行うことが重要です。

 

外壁塗装では仕上げ剤に目がいってしまいやすいですが、上塗りを行う前の下地処理や下塗りが塗装の土台となりますので覚えておきましょう。

 

下地処理についてはこちらの「塗装工事の下地処理」をご覧ください。

 

【塗装が劣化する原因】

チョーキングの画像

 

塗装が劣化してしまうのは様々な要因がありますが、太陽の紫外線もその一つです。

塗料の主成分の一つである酸化チタンは、太陽光に含まれる紫外線に触れると塗料の劣化因子ラジカルを発生させ、塗料に含まれる樹脂成分を破壊してしてしまいます。

 

チョーキングは塗料の樹脂成分が劣化し、顔料が白い粉となって現れる症状です。

樹脂の結合が破壊されてしまうと、耐久性は落ち、建物を保護する役割が果たせなくなってしまうため、チョーキングが起きている外壁は塗り替えを検討する必要があります。

 

現在はラジカルの発生を制御する塗料があり、従来よりも寿命の長い塗料が出てます。

耐久性にこだわっている方は、ぜひラジカル制御式塗料をご検討してみてください。

 

ラジカル制御式についてはこちらの「パーフェクトトップ ラジカル制御式」をご覧ください。

 

劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。

 

【塗料の種類】

外壁塗装の画像

 

塗料に配合される樹脂の違いで耐用年数が異なります。

以下に樹脂の種類と耐用年数をまとめましたのでご覧ください。

 

・アクリル塗料:耐用年数は5~7年ほど

・ウレタン塗料:耐用年数は7~10年ほど

・シリコン塗料:耐用年数は10~15年ほど

・フッ素塗料:耐用年数は15年~

・ラジカル制御式:耐用年数は13~16年ほど

・無機塗料:耐用年数は15~25年ほど

・光触媒塗料:耐用年数は15年~

 

塗料の詳しいことについてはこちらの「塗料について」をご覧ください。

 

【水性と油性】

塗料は水性と油性があります。

違いは希釈するものになり、水性は水で希釈し、油性は溶剤系ともいわれていてシンナーで希釈します。

 

前述しましたが希釈していない塗料は粘性が高く塗りづらいため、希釈して塗りやすい状態にします。

油性はシンナーを使うため、臭いがきつく体調を悪くしてしまう方もいらっしゃいます。

 

もし、シンナーの刺激臭を避けたい方は水性をおすすめします。

以前までは溶剤系の方が耐久性が高いと言われていましたが、現在では技術が向上し、水性でも十分に耐久性が高くなっています。

水性だとVOC(揮発性有機化合物)の排出が少なく環境にも配慮されています。

 

【塗料は艶ありと艶なしがある】

外壁塗装の画像

 

塗料は艶のレベルをお好みで選べます。

艶があると光沢感を外観にもたすことができ、艶なしはマットな仕上がりになります。

 

選べる艶は「艶消し、3分艶、5分艶、7分艶、艶あり」の5段階です。

艶を落とすには添加剤を入れるため、耐久性が落ちるという声もありますが、元々艶なしの塗料もあります。

 

選ぶ塗料によって違いがありますので、詳しくは業者に相談して艶を落としても問題がないか確認しましょう。

塗装は色決めも楽しみの一つです。

 

カラーシミュレーションのご利用もおすすめですので、気になる方はこちらの「カラーシミュレーター」をご覧ください。

 

【塗料はいろいろな機能がありますので、こだわって選びましょう!】

外壁塗装の画像

 

汚れを雨と一緒に洗い流してくれる親水性の機能や太陽光の近赤外線を反射し、温度上昇を防ぐ遮熱性など、いろいろな機能を有した塗料があります。

 

最適な塗料を選ぶには建物の状態や素材、環境などで違いますので、これから外壁塗装をご検討している方は、まずは塗装業者に依頼して建物診断の実施をおすすめします。

 

当社も無料で建物診断を実施し、お客様の建物に合った工事プランをご提案しております。

 

詳しくはこちらの「屋根・外壁0円診断」でお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。

 

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