外壁塗装の養生ってなに?養生する場所や注意しておきたいポイント
2022年1月20日更新
外壁塗装の見積もりに養生という文字が。
養生(ようじょう)とはどんな意味?
そう疑問に思われた方もいるのではないでしょうか?
養生という言葉はあまり馴染みがないかもしれません。
外壁塗装にかぎらず、養生は工事を行うときに非常に重要な作業になります。
本日は外壁塗装の養生についてをお伝えしていきたいと思います!
【外壁塗装の養生とはどんな作業?】
それでは、養生とはどんな作業なのかお伝えしたいと思います。
養生とは簡単に言いますと「保護」という意味があります。
塗装工事は塗料が飛散しますので、周りを保護しておかないと色々なところに塗料がくっついてしまいます。
この現場を傷や汚れから保護する作業のことを養生といいます。
もちろん養生は塗装工事だけでしか行われないわけではありません。
いろいろな工事にも養生は行われますので、建築工事では基本に位置付けされる作業になります。
養生が汚いと工事の品質は落ちますので、作業を行う前に丁寧に養生されていることが非常に重要です。
【なぜ養生をしないと工事の品質は落ちるの?】
現場を汚しても後で掃除すれば問題ないのでは?と疑問に思われるかもしれません。
たしかに塗料がついてしまったところは後で拭き取ることができます。
塗料を拭き取ることができるのなら、わざわざ手間をかけて養生をしなければ時間も短縮できると考えるかもしれません。
まず、現場が汚れた状態で工事が進むのは、あまり気分がいいものではないかと思われます。
また、後で清掃することはできますが、養生をしないで作業すると現場は汚れてしまっているため清掃の手間がかかり、傷つけてしまっているところも気が付きにくくなるでしょう。
工事の品質は、現場の維持のことだけを言っているのではなく、仕上がりも関係してきます。
建物の部材は劣化を防ぐためにコーティングが施されているものがあります。
そこに塗料がついてしまうと、拭き取る際にコーティングまで拭き取ってしまい、不具合を起こしてしまうことがあります。
また、塗装をしたところに他の塗料がついてしまうのも同様に品質を落とす要因です。
このように養生をしないことで起こる弊害はたくさんあります。
しっかり養生をしておくことできれいな状態で現場を維持することができ、塗装の品質も守ることができます。
【見積もりでは養生はどう書かれている?】
見積の書き方は業者によって様々ですが、施工範囲と単価で書かれていたり、1式工事や諸経費に含めて書かれていたりします。
もし、見積もりに養生の項目がない場合は、業者に養生を行うか聞いておきましょう。
見積もりは工事内容を提示する書類です。
書かれている内容通りに工事が行われることを前提としてますので、含まれていないところがないか内容をよく確認しておくことをおすすめします。
見積もりについてはこちらの「塗装工事の料金について」をご覧ください。
【養生をする場所と養生材の種類】
次は養生をする場所や養生に使う養生材についてお伝えしていきます。
養生材は以下の種類がありますのでご覧ください。
・ポリフィルム
・ガムテープや養生テープ、マスキングテープ
・マスカー
・ブルーシート
・ノンスリップ養生シート
ポリフィルムはポリエチレンフィルムシートというビニールの養生材です。
塗装などの工事で汚れてしまうのを保護するためにポリフィルムを覆って養生します。
マスカーはテープとビニールシートが合わさった養生材です。
養生したいところにテープを貼ってからくるまっているビニールを広げて養生することができる大変便利な養生材です。
ノンスリップ養生シートは、滑り防止加工した養生シートです。
玄関などを保護するためにシートを敷きますが、通常のブルーシートやビニールシートでは滑りやすくて危険です。
ノンスリップ養生シートは滑り防止の他に強度もありますので、床や階段、屋根など歩行するところの保護材として使われます。
ブルーシートやテープ類はご存知の方も多いかと思いますので、割愛させていただきますが、塗装したくないところにテープを貼っておくなど保護する以外の用途にも使われます。
【養生する場所】
続いて養生をする場所をお伝えしていきます。
養生する場所を以下にまとめましたので、一つずつ解説していきます。
【窓や玄関などの開口部】
塗装をするときは塗料が飛散しますので、窓や玄関などの開口部はマスカーなどのビニール養生で覆っておきます。
玄関はシートが貼ってあるものやニスを塗布しているものもあります。
塗料がつくことで不具合が出てしまうことがあるため、しっかり養生をしておくことが大切です。
【植栽】
お客様の大切な植栽を汚してしまったり、傷つけてしまったりしないように養生材で保護します。
【付帯部】
ポストやインターホン、ガラリ、雨樋などの付帯部も養生します。
コーティングされているところは、塗料がつくとそのコーティングまで剥がれてしまう恐れがあって要注意です。
【車】
塗料が飛散して大切な車を汚してしまわないようにカーシートを被せて養生をします。
カーシートは簡単に取り外すことができますので、作業を終えたら養生を外しておきます。
【地面】
工事では地面のところにも養生をします。
玄関など人の出入りが多い場所や通路となる場所は、滑りにくいノンスリップ防止シートを敷いておきます。
塗装はケレンなどで古い塗装のカスが地面に落ちます。
養生をしておかないと清掃の手間が増えてしまうため、事前に地面には養生シートを敷いて保護しておくと、作業後の掃除の負担も軽減することできます。
【外壁塗装の養生で注意しておきたいポイント】
塗装工事では窓を養生するため、作業中は開閉ができなくなってしまいます。
また、換気をするために換気扇を回すのは避けてください。
換気扇は換気口が開いてますので、そこから塗料の臭いが入ってきてしまう恐れがあります。
溶剤系の塗料だとシンナーの刺激臭が部屋に充満してしまい、体調を害してしまう方もいらっしゃいますので注意しましょう。
もし、支障がある場合は、事前に業者に相談して対策することをお勧めします。
夏場は暑くなりますので、エアコンのことが心配になるかと思います。
外壁塗装ではエアコンの室外機にも養生をしますが、基本的にエアコンの使用は可能です。(詳しくは依頼する業者に確認が必要です)
もう一つ心配されることが多いのが給湯器です。
冬場はお湯を使いたくなるかと思いますが、一酸化炭素中毒や給湯器の故障、着火不良などが起こる危険があり、使用できないのが一般的です。
ただし、どうしてもお湯を使いたいときもあるかと思います。
工事中にお湯が使いたくなった場合は、作業している職人に相談しましょう。
工事の質問については「外壁塗装のよくあるご質問」でもお答えしておりますので、ぜひこちらもご参考にしてください。
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メンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断も実施しておりますので、建物の状態を知りたいという方はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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